2008/01/22
モアナルアの木陰から ~「日立の樹」CM制作裏話(その3)
- カテゴリ:
- 日立の樹
「日立の樹」にまつわる秘話や“ここだけの話”、今回は、現在放映中の9代目CM(2005年~)から新しくなったCMソングに関する話です。歌い手も、アレンジも、シリーズ始まって以来となる大きなイメージチェンジを行ったその理由と、完成までのステップをご紹介します。
「この木なんの木……」で始まるおなじみのCMソング。作詞・伊藤アキラさん、作曲・小林亜星さんによるこの曲は、初代CMから、つまりモンキーポッドが「日立の樹」としてCMに登場する以前から使われてきました。シリーズ途中でアレンジの変更はありましたが、歌声はずっと変わりませんでした。
しかし今回のCM制作では、ハイビジョン撮影によって映像の雰囲気も大きく変わるため、制作スタッフは、CMソングもそれにあったものを求めていました。表現したかったイメージは、大地と空の間で、ゆったりと時を刻んできた「樹」から伝わってくる生命感。何組かのアーティストを候補に検討を進め、選ばれたのが若手コーラスグループの「INSPi」でした。
企画の段階では、新しいCMソングをアカペラ(伴奏なし、または、簡単な伴奏による歌唱)にすることは決めていませんでしたが、彼らの若さと透明感あふれる歌声、優しさを感じさせるハーモニーが新しい映像のイメージとぴったりということで、アカペラサウンドによるCMソングが誕生することになりました。
レコーディングは2段階で行われました。始めに「スケッチ」と呼ばれる、編集作業のための仮録音が行われます。録音された音楽をベースに映像の編集作業が行われ、編集が終わると、実際に放映される本番用のレコーディングが行われます。今度は、「INSPi」のメンバーが編集の済んだ映像を見て、そのイメージを確かめながら映像に合わせて歌います。それに子どもたちのコーラスなどが重ねられ、新しいCMソングの録音は終わりました。
夜明けのシーンに合わせてゆるやかなテンポで始まる曲は、日差しの広がりとともにテンポアップし、幹や枝や葉の映像とひとつになって「樹」の生命力や包容力をイメージ豊かに表現しています。新しい映像と一体感のある、新しいCMソングの誕生です。新しいCMソング初めて耳にしたとき、みなさんは、どのような印象を受けましたか?
「モアナルアの木陰から」では、これからも「日立の樹」に関する知られざる話をご紹介していきます。どうぞ、ご期待ください。
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