2010/08/25
市内を一望する境内に立つ、靏嶋神明社の大イチョウ
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みなさん、こんにちは。今回は、山梨県上野原市にある靏嶋神明社(つるしましんめいしゃ)の境内に立つ、2本の大イチョウをご紹介します。
靏嶋神社は、山梨県道35号線(四日市場上野原線)沿いにあり、JR中央線上野原駅から徒歩15分ほどのところにあります。私が訪れた7月下旬は、梅雨明け後の猛暑が続いた最中。境内は駅から見て小高い位置にあるため、へとへとになりながら、曲がりくねった県道を登りました。
境内の大きさは30平方メートルほどと、大きな神社というわけではありませんが、県道のすぐ側に立つ2本の大イチョウを筆頭に、境内に巨樹が立ち、それらの葉が太陽をさえぎるため、暑さを忘れるような、すがすがしい風が境内に流れています。さらに、うぐいすの心地よい鳴き声が聞こえたり、セミの姿も見られ、気づけば、汗はすっかりひいていました。
2本のイチョウの樹は、樹高はどちらも約30m、樹齢は約300年。目通り幹囲(目の高さでの幹周り)は、県道から社殿に向かう石段の左の樹が約4m、右側が約5mと大きさに差がありますが、どちらも、真夏の太陽を浴び、活き活きとしているように見えます。
石段を上っていくと、2本の樹の真下をくぐり抜けることになります。樹を見上げると、すでに銀杏の実があります。イチョウは、雌雄の区別がある雌雄異株です。靏嶋神明社の2本の大イチョウは、どちらも銀杏がなっていることから、仲のよい女性同士ということになります。
境内からイチョウを眺めると、イチョウの先に周辺の景色が一望できます。2本の大イチョウが、眼下に広がる上野原市民の生活を見守っているように見えます。
靏嶋神明社は、創建に関しては不明とされていますが、宝永4年(1707年)再建の棟札(むなふだ)が残ることから、それ以前に建てられた歴史ある神社であるのは確かです。御祭神(ごさいじん=神社が祀っている神)は、皇室の祖神であり、太陽を神格化した女神・天照大神(あまてらすおおみかみ)、総本宮は伊勢神宮(いせじんぐう)の内宮(ないくう)です。「神明社」と名が付く神社は全国に点在し、その数は5千から1万8千といわれています。 (文と写真:杉山忠義)
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