2007/11/16
モアナルアの木陰から ~「日立の樹」CM制作裏話(その1)
- カテゴリ:
- 日立の樹
「日立の樹」にまつわる秘話や“ここだけの話”、今回は、現在放映中の9代目CM(2005年~現在)の制作裏話をお送りします。「日立の樹」CMが、いつ、どのように撮影されたのか。撮影当時のスタッフのタイムスケジュールをひもときながら、撮影の様子を振り返ってみます。
CMの撮影が行われたのは、2004年の12月でした。この時期は、ハワイは雨季にあたるため、撮影テーマとして設定された「樹と光」にふさわしい天候に恵まれるのか、日本からのスタッフは少々不安を抱えながらハワイに向かいました。
現地に入ってみれば、不安は取り越し苦労に終わり、期待以上の天候に恵まれ、予定の5日間で必要な映像を撮影することができました。ハワイの現地スタッフによれば、雨季にもかかわらず、撮影が順調にいったのは珍しいとのことでした。「日立の樹」が撮影スタッフを歓迎してくれたのかもしれません。
当時のスケジュール表によると、毎朝4時から撮影準備が始まり、撮影は夕方の6時過ぎまで行われました。撮影は複数のカメラを用いて行われ、うち1台のカメラは木の全景をとらえる場所に固定して常時カメラを回し続け、もう1台は幹や葉に寄りながら、光と影の織りなすダイナミックな動きや、木の周辺に集まる鳥たちの姿を追いました。
スケジュール表には「午前7時、日の出を撮影」「午後4時、夕景を撮影」などの撮影ポイントを確認するメモのほかに、「鳥待ち(パン粉スタンバイ)」という言葉も出てきます。これは、いつやって来るか分からない鳥たちを呼び寄せるため、パンクズを用意することを意味しています。ちなみに、このときに使ったパンは、ハンバーガーのバンズをちぎったもので、現地スタッフによれば、鳥を呼び寄せるには、これが一番効果的な餌だとか。なんともアメリカらしいですね。
こうして5日間で収録した映像は、50時間以上にも及びました。とはいえ、撮影中は公園を締め切ったり、「日立の樹」をスタッフが独占していたわけではありません。撮影中も、公園は開放したまま。いつものように地元の人たちがくつろいだり、日本から観光に来た人たちが写真を撮ったりしていました(撮影現場を目にした方が、このブログの読者のなかにいらっしゃるかもしれませんね)。
ハワイロケを終えてからは膨大な映像の編集が始まり、並行して、新制作となるCM曲の録音も行われました。すべての作業が完了したのは、撮影を終えてから約1か月半後の2005年の1月末でした。
「モアナルアの木陰から」では、今回から数回にわたって「日立の樹」9代目CM制作の裏話をお届けします。次回は「日立の樹」CM初のハイビジョン制作にまつわるエピソードをご紹介する予定です。どうぞ、お楽しみに。
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