2010/04/14
歴史あるものを残すことの難しさ
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- ハワイ便り
みなさん、こんにちは。モーティです。今回は、ダイヤモンド・ヘッドの東側、ワイキキ水族館の近くにある「ワイキキ戦勝記念プール(Waikiki Natatorium War Memorial)」について書きたいと思います。
これは、1927年に、第一次世界大戦で戦ったハワイ出身の兵士たちへの敬意を込めてつくられた記念施設です。アーチの後ろには100m×40mの競技用海水プールがあり(海水を利用した競技用プールは、世界的にも珍しいそうです)、ハワイ初の金メダリストでサーフィンの神様として知られるデューク・カハナモクも、このプールで練習したひとりという歴史ある建物です。
ところが、次第に建物の傷みがひどくなり、1979年にはプールが閉鎖になりました。その後、プールの修繕を求める声が市民の間で高まりましたが、予算の問題などから、今も閉鎖されたままになっています。
2000年にアーチ部分などの一部修繕が行われたものの、それ以降は手つかずのまま。昨年、現市長のハナマン氏から、「残念ですが、プールを修繕する予算が取れません。アーチ部分と観客スタンドの一部を残してプールを解体し、ビーチとしてリニューアルしたい」とのコメントがありましたが、施設をオリジナルな形で残すことを訴える市民の声は、今も少なくありません。
「ワイキキ戦勝記念プール」がある周辺は、観光客よりも地元民が多く集まる場所のため、週末ともなると、バーベキューをする地元住民たちの姿で賑わいます。老朽化した建物をなくしてビーチにするのは、観光という面にはプラスになるのかもしれませんが、そこに暮らす人たちにとっては、老朽化を理由に、歴史あるものをなくしてしまってもいいのか、という思いもあります。
「ワイキキ戦勝記念プール」の行方を、興味深く見守りたいと思っています。それでは、また。
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