2009/08/28
ハワイ島、ホノコハウのナウパカ
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9月の壁紙は、ハワイ島のホノコハウで撮影した「ナウパカ(Naupaka)」のアップです。
塩気を含んだ貿易風が吹くハワイの海岸でも力強く育つナウパカの花は、まるで半分が欠けてしまったかのように見えます。
古くからの言い伝えでは、ひとりは山に、もうひとりは海へと離れて暮らすことを強いられた、ふたりの恋人たちの姿だと言われています。
山に生える種類のナウパカの花は、海岸に生える種類のナウパカの花と合わせたときにだけ、完全な一輪の花になります。
(写真を撮影したハワイ在住のカメラマン、トアさんのコメント)
>> 壁紙のダウンロードはこちら(「日立の樹オンライン」ダウンロード)
こんにちは。ハワイのオアフ島を拠点に撮影コーディネーターをしているモーティです。
「ナウパカ」については、去る5月13日の「ハワイ便り」にて、半円形の花にまつわるエピソードも含めてご紹介していますので、ブログ記事「長かった雨季が明けて…」をご覧いただくとしまして、ここでは撮影と植物をテーマにお話したいと思います。
ハワイにおけるロケでは、色鮮やかな花や緑あふれる木々が、撮影の成否を左右するほど重要になる場合があります。コマーシャルの撮影では、撮影するイメージをスタッフ間で共有するために、撮影内容を絵をベースにまとめた「絵コンテ」と呼ばれるものが事前につくられます。
そこにたくさんの花や木々が示されている場合、僕たちコーディネーターは、ロケーション・ハンティング(通称「ロケハン」)をして、絵コンテのイメージに近い場所を探すか、「グリーンズマン」と呼ばれる植物専門の美術スタッフと相談して、絵コンテのイメージに近いものを用意することになります。
「一面にたくさんの花がついた、塀のような1メートルほどの木の壁」という依頼を受けたときは、ロケハンでイメージにぴったりな垣根を見つけたものの、そこには花が咲いていなかったため、本物の花と造花を混ぜて、あたかも本当の花が咲き乱れているかのような壁をつくりあげました。
花なら、それほどたいへんではありませんが、木ひとつ生えていない場所で、ヤシの木がほしいと言われたときは、大きな鉢に入ったヤシの木を何本も大型トラックで運び込む、大掛かりな作業となりました。
「嵐で揺れるヤシの木のシルエット」を依頼されたときは、人口的に雨を降らせた中で、スタッフ総出で鉢植えのヤシの木に乗り、ずぶ濡れになりながら、ヤシの木を左右に動かしたことがあります。
植物がメインとなる撮影では、実際にそういう場所があるように見えることが求められるため、撮影用に風景をつくる場合は、並々ならぬ苦労があります。コマーシャルをご覧になった方に、「こんな場所があるのですね」と言われたら、スタッフにとっては最上級のほめ言葉になるでしょう。
それでは、また。
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