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2009/08/25

イタリア、シチリア島の森にて

カテゴリ:
樹のある風景

 
みなさん、こんにちは。写真家の竹内敏信です。突然ですが、みなさんは、イタリアには、どのようなイメージをお持ちでしょうか? よく言われるのが「情熱の国」「芸術の国」「美食の国」、あるいは「花の都(フィレンツェ)」「水の都(ヴェネツィア )」「風光明媚な地中海(ナポリ)」といったところで、山や森のイメージは薄いように感じます。
 
今回の写真は、そんなイタリアで目にした“樹のある風景”です。撮影したのは、10年前の8月。場所は、イタリア最大の州で地中海最大の島、シチリア島の南部。このときは仕事ではなく、知人からの誘いがあり、事務所スタッフとのバカンスで訪れました。
 


山よりも海のイメージが強いシチリア島で出合ったのが、この森です。イタリアも、日本同様、四季の区別がはっきりしていると言われていますが、日本の森と、ほとんど変わらないように見えませんか? イタリアで撮影したと言わなければ、日本の風景で通ってしまいそうです。
 
イタリアは、仕事では比較的多く訪れている国です。今年の4月に、ヨーロッパ取材30年をまとめた写真集「大欧羅巴」の刊行を記念した写真展の際も、イタリアで撮影した写真を多数展示しました。もっとも、いわゆる「大自然の風景」よりも、世界遺産にも登録されている、独特のとんがり屋根で知られるアルベロベッロのトルッリや、調和の取れた街並みが美しいカルタジローネなど、人の営みがつくりだした風景がメインでしたが。ですので、この写真には、意外性というおもしろさもあります。
 
イタリアでの撮影で印象に残っているのは、どこに行っても食事がおいしかったことです(ちなみに、シチリア島の特産品は、オリーブとワインです)。それ以外に関しては、ことごとくアバウトだった思いが強いのですが。たとえば、ホテルは、建物や設備のメンテナンスが不十分だったり、ベッドメイクは雑だったり。日本の場合は、古くても手入れが行き届いていることが多く、逆に古さが味わいとなって、独自の雰囲気を醸し出すことも少なくありませんが、イタリアでは、そんな印象はありませんでした。
 
撮影の足は、訪れた地で手配したレンタカーの利用を基本としていますが、さすがにレンタカーに関してはアバウトさはなく(自動車の名門メーカーがあることも関係しているのでしょうか)、古い車でもコンディションはしっかりとしていて、途中でトラブルを起こすようなことはありませんでした。ただし、エアコンがついていなくて、暑さに閉口させられたことは、しばしばでしたが。
 

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